【今日のつまらない無駄話(導入)】
最近、疲れてるんですかねぇ、無性に酸っぱいものが食べたくなります。
さて!
本日はどんな時でも疲れが許されない敏腕スパイが活躍する、おすすめアクション映画のご紹介です!
『トゥルーライズ』
■メディア:映画フィルム
■ジャンル:ユーモラス・スパイアクション
■放映時間:2時間21分
■発表年度:1994年
■製作の国:アメリカ合衆国
■映像監督:ジェームズ・キャメロン
■脚本作家:ジェームズ・キャメロン
■原作作品:『La Totale!』(1991年のフランス映画)
■興行収入:約584億円
ハリー・タスカー
演:アーノルド・シュワルツェネッガー
(当時:47歳)
ヘレン・タスカー
演:ジェイミー・リー・カーティス
(当時:36歳)
ディナ・タスカー
演:エリザ・ドゥシュク
(当時:14歳)
アルバート・マイク・ギブソン
演:トム・アーノルド
(当時:35歳)
ファイザル
演:グラント・ヘスロヴ
(当時:31歳)
サリム・アブ・アジズ
演:アート・マリック
(当時:42歳)
ジュノ・スキナー
演:ティア・カレル
(当時:27歳)
サイモン
演:ビル・パクストン
(当時:39歳)
国家直属の凄腕スパイである主人公は、あるテログループを追っていた。
しかし、私生活では妻の浮気疑惑に遭遇し、仕事に集中できなくなってしまう。
夫婦関係の回復に余念がない中、テロリストとの決死の激闘を繰り広げる。
【ちょっと感想】
いやぁ~、素晴らしい!
これぞアクション映画です、これぞキャメロン監督の手腕です!
主要キャラクターを2つの環境において比較し魅力を演出する方法を改めて勉強させてもらいました。
しかし、続編観たかったなぁ…。
1200億円の製作費、『ターミネーター2』を生み出した最強コンビのスペクタクルを是非!
追伸:
会社「もう少しだけ、もう少しだけ頑張れば楽になるから!」
これこそが『トゥルーライズ(本当の嘘)』です。
【映画】『トゥルーライズ』が面白い理由
(ストーリー論的に考察・評価・レビュー)
さて、今回のご紹介はアメリカのスパイ・アクション映画『トゥルーライズ』のご紹介です。
おすすめポイントをまとめると、
★『ターミネーター2』を生み出したアーノルド・シュワルツェネッガーとジェームス・キャメロンのタッグ作品。
★破格の製作費1200億円
★シリーズ化が決定するほどのヒットだったが、9.11のテロにより断念された。
シリーズ化まではされなかったことから、現代の人にはあまり馴染が無いかもしれませんが、時代の流れに埋もれてしまうにはあまりにも勿体ない大作です。
シュワちゃんの圧倒的存在感、壮大なスペクタクル感、そしてユーモラスなコメディのセンスなどなど、総合力の高い作品です。
さて、ザ・エンターテインメント作品と言ってもいい本作はたくさんの面白要素がありますが、本項では「環境ギャップ」という視点に絞って考察させていただきます。
簡単に言うと、「スパイ活動と家庭の両方を描くことでそれぞれを際立たせていた」です。
本ブログでもたびたび話題にあげているギャップの効果、本作はそれを「日常と非日常」という環境レベルで盛り込んだ仕掛けです。
普段は国家の危機を防ぐ敏腕スパイである主人公も、家庭に戻れば妻との関係性に悩む一般的な大黒柱。
まず、こういった泥臭いシーンを描くことで、人間臭さ(キャラクターの魅力)が演出できます。
また、「家庭とスパイ活動」がそのまま緩急になることから、拍やメリハリも生まれます。
最初から最後までずっと重苦しい空気の流れるサスペンス作品だと、殺人事件が起ころうがマンネリになりがちですが、ニワトリが盗まれたレベルで警察が大騒ぎする平和な農村で強盗が起これば、圧倒的に際立ちます。
他にも、単純に山場の種類も増やせるメリットもありますし、本作で言うと、主人公は正体を隠し続ける義務もあるので、必然的に無敵のスパイに弱点(バレちゃいけない)を作ってもいました。
あらゆるものを際立たさせるギャップ手法、参考までに他の例を挙げると、
・凸凹コンビもの:性格や魅力のギャップ比較
・異世界ものやタイムスリップもの:価値観や文化のギャップ比較
・囚人もの(看守と囚人):立場と貧富のギャップ比較
などなど。
組み込み方は多種多様ですが、本作は同一人物を異なる2つの環境を行き来させたことで、多くのストーリー的効果を生んでいたと言えます。
以上、『トゥルーライズ』という作品に秘められたの面白さの正体についての解説と考察でした。
ご高覧くださり、ありがとうございました!
(また読んでね^^♪)
全く異なる環境を同時に描くことで自然に緩急を演出できる!
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