【今日のつまらない無駄話(導入)】
巷では、ついに第8波に備えよとのニュースが出回り始めました。
いやはやしかし、新型コロナウイルスの感染拡大はいつまで続くのでしょうかねぇ~。
ε=(-△-;)
先行きの見えない不安の中、彼の勇敢な言葉が染み入ります。
「心配ないさ~」(大西ライオン風)
そうです、過度に心配しても仕方ありません。
ボクらは自分たちに出来ることに取り組み、あとはしっかりと前向きにいきましょう!
( ・ㅂ・)و グッ !
さて!
本日は前作より更なる感染拡大に阿鼻叫喚してしまう、大人気サバイバル・ゾンビパニックのシリーズ第2弾のご紹介です!
『バイオハザードII アポカリプス』
■メディア:映画(洋画)
■ジャンル:サバイバル・ゾンビアクション
■放映時間:1時間34分
■発表年度:2004年
■製作の国:アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ
■映像監督:アレクサンダー・ウィット
■脚本作家:ポール・W・S・アンダーソン
■興行収入:189億円
アリス・アバーナシー役
演:ミラ・ジョヴォヴィッチ
(当時:29歳)
ジル・バレンタイン役
演:シエンナ・ギロリー
(当時:29歳)
ペイトン・ウェルズ役
演:ラズ・アドティ
(当時:31歳)
ロイド・ジェファーソン・ウェイド(L.J.)役
演:マイク・エップス
(当時:34歳)
テリ・モラレス役
演:サンドリーヌ・ホルト
(当時:32歳)
チャールズ・アシュフォード博士役
演:ジャレッド・ハリス
(当時:43歳)
アンジェラ・アシュフォード(アンジー)役
演:ソフィー・ヴァヴァサー
(当時:12歳)
ティモシー・ケイン少佐役
演:トーマス・クレッチマン
(当時:42歳)
クリーチャー・ネメシス役
演:マシュー・G・テイラー
(当時:33歳)
サミュエル・アイザックス博士役
演:イアン・グレン
(当時:43歳)
カルロス・オリヴェイラ役
演:オデッド・フェール
(当時:34歳)
ニコライ・ジノフェフ役
演:ザック・ウォード
(当時:34歳)
ウィルスの暴走により、街中にゾンビが溢れかえってしまった世界。
感染拡大を防止すべく、組織は住民ごと街を封鎖してしまう。
大勢のゾンビや、怪物を相手にしながら、主人公たちは街からの脱出を試みる。
【ちょっと感想】
前作を引き継ぎ、スケールアップした面白さでした!
強くてカッコイイ女性が二人と被ったキャスト構成ですが、全く邪魔になりません。
ゾンビ感染という設定を活かしつつの王道ストーリーで、とても楽しめました。
映画化に対して否定的だった原作ゲームファンさえをもうならせた、本格融合の極上エンターテインメント作品を是非ご覧ください!
追伸:日本は円安と増税パニック、海外は外交と戦争危機、ボクも常に安地(アンジー)を探しています…。
【映画】『バイオハザードII アポカリプス』が面白い理由
(ストーリー論的に考察・評価・レビュー)
今回は大ヒットゾンビ・アクションシリーズ『バイオハザードII アポカリプス』のご紹介です。
前作に引き続き「ミラ・ジョヴォヴィッチ」主演で映像化された、日本ゲーム原作の作品です。
本作より、「ジル・バレンタイン」をはじめ、ゲームで登場する実際のキャラクターが複数登場しています。
「ハイブ」という地下研究所から、街全体に広がったパンデミック構成であり、大幅にスケールがアップしていました。
このことにより、以前、別のゾンビ作品で考察した「空間の成長」が盛り込まれていました。
ウィルス感染ものという性質上、「空間の成長」はベストマッチであり、「街にまで感染が広がった!これからどんどんひどいことになっちゃうぞぉ~」という、ある種のワクワク感が味わえます。
(ヤバいところまでエスカレートしちゃう、あの恐怖感と高揚感の表裏一体の感情。)
そして、無論、続編であることから、伏線(解明されていない謎)の回収もバンバンと打ち出していました。
● アリスはどうなったの?
● 世界は今どうなってるの?
● アンブレラ社ってどんな面子?
などなど。
起承転結の側面においても、「アシュフォード博士」という存在が、見事に「転」の部分を演出していました。
本来は敵同士の間柄ですが、アシュフォード博士が娘を助け出すために、交換条件でアリス達を助ける構成は、まさにそれでした。
ゾンビもの作品の効用のひとつである「ゾンビの大群が迫り来る絵力」が控え目だったことに対し、ネメシスなどのより強力なクリーチャーを用意していたのも、バランスのいい成長具合だったと思います。
さて、いろいろと面白さが盛り込まれた本作ですが、本項では、「子どもキャラクターの効果的な利用方法」について、考察、解説させていただきます。
本作では、アシュフォード博士の娘である少女「アンジェラ(アンジー)・アシュフォード」が出てきました。
彼女は事故の影響でゾンビ渦巻くラクーンシティの中に取り残されてしまいます。
主人公アリス達は、アシュフォード博士から「娘を助け出してくれたら街から出してやる」と取り引きを持ち掛けられ、捜索に当たります。
この手のストーリー展開はそう珍しくもありませんが、「守る、探す」といった対象は、子どもとなることが多いです。
その理由としては、「緊迫感を強化するため」です。
子どもは大人と違い、知能的にも体力的にも、圧倒的に弱く、脆い存在です。
つまり、危険地帯に放り込まれた上で、自分でなんとかできてしまう可能性が極めて低いので、「一刻も早く探して助けなきゃ!」という焦りを生むことが出来ます。
また、大人ほど理性もないので、怯えて逃げ回ったり、隠れないといけない場面で泣き叫んでしまったりと、ピンチを生むにも自然な展開を描けます。
そしてもうひとつ、この手の展開では、子どもが何かしらの情報を握っていたり、キーマンだったりする場合も多いです。
(『エイリアン2』のニュート(演:キャリー・ヘン)や、『SAFE/セイフ』のメイ(演:キャサリン・チャン)など)
その情報を得られれば、見事一件落着となるほどの重要な情報ですが、それが簡単に明かされてはストーリーがそこで終わってしまいます。
なので、小出しにする必要があるのですが、この時に、コミュニケーション力や表現力が弱い子どもを起用することで、スムーズな情報伝達を防いでくれる効果もあります。
(『GS美神 極楽大作戦!!』では、主人公の美神が子どもにされてしまう「悪魔パイパー」のエピソードでは、まさにこの技法が使われていました。)
しかし、いくら弱いといっても、赤ん坊や、自分ではまともに動いたり喋れないほどの小さい子供だと、これらの効果が発揮されないので、5歳から10歳程度の子どもが起用されることが多いです。
恐ろしい目に遭ったことも重なり、わんわん泣いて、まともに喋れないから、スムーズに情報を聞き出せない展開はよく目にすると思います。
別の構成として、そのキーをシンプルに鍵や宝、地図などにしてもストーリー展開に影響はありませんが、人間と違って「死んでしまうかもしれない」という要素がないので、やはり総じて、このような展開では、子どもを起用することが色々な側面から見て効果的と考察します。
以上、『バイオハザードII アポカリプス』という作品に秘められたの面白さの正体についての解説と考察でした。
ご高覧くださり、ありがとうございました!
(また読んでね^^♪)
キーマンを「子ども」にすることで切迫感やピンチが生まれやすい!
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