【面白い物語.70】映画『ダイ・ハード』
【今日のつまらない無駄話(導入)】
今日もまたやってしまいました…。
客と通話していた影響で頭に血が上ってしまい、こちらの確認ミスの影響で同僚にほぼ八つ当たりのような態度を取ってしまった。
( ´•ω•` ) ショボン
もうそろそろ限界かなぁ、潮時かなぁ。
引き際をわきまえて、辞職願を提出…とはならないんですねぇ~!
(^ⅴ^)v
いやいや、しょーがないんですよ、本当の原因は仕事の性質、システム、ツール、オペレーション、分かりにくい書き方したその同僚なんですから。
ボク以外の全てが原因なんですから。
( ̄▽ ̄*)ソウダ、ソウダ~♪
うん、今日も開き直りは絶好調!
会社員としてのボクはなかなか死なないですよー!
さて!
本日は最悪のタイミングで妻に逢いに来た不運な男が、孤軍奮闘しながらもなかなか死なない泥くさドンパチが痛快なおすすめアクション映画のご紹介です!
『ダイ・ハード』
【基本情報】
■メディア:映画
■ジャンル:テロリスト・アクション
■放映時間:2時間12分
■発表年度:1988年
■製作の国:アメリカ合衆国
■映像監督:ジョン・マクティアナン
■脚本作家:
ジェブ・スチュアート
スティーヴン・E・デ・スーザ
■興行収入:約170億円
ジョン・マクレーン役
演:ブルース・ウィリス
(当時:33歳)
ホリー・ジェネロ=マクレーン役
演:ボニー・ベデリア40
(当時:40歳)
アル・パウエル役
演:レジナルド・ヴェルジョンソン
(当時:36歳)
ハンス・グルーバー役
演:アラン・リックマン
(当時:42歳)
カール役
演:アレクサンダー・ゴドノフ
(当時:39歳)
トニー役
演:アンドリアス・ウイスニウスキー
(当時:29歳)
テオ役
演:クラレンス・ギルヤード・Jr
(当時:33歳)
ジョセフ・ヨシノブ・タカギ役
演:ジェームズ・シゲタ
(当時:59歳)
ハリー・エリス役
演:ハート・ボックナー
(当時:32歳)
ビッグ・ジョンソン役
演:ロバート・デヴィ
(当時:35歳)
リチャード・ソーンバーグ役
演:ウィリアム・アザートン
(当時:41歳)
アーガイル役
演:デヴロー・ホワイト
(当時:23歳)
【ざっくりあらすじ】
主人公の妻が務める会社ビルで記念パーティが開催される。
しかし、そのビルがテロリストに占拠され、参加者は人質となる。
運良く敵の手を逃れた主人公の刑事は、妻と人質を救うため単独反撃へと打って出る。
【ちょっと感想】
もはや説明不要、間違いなく後世に語り継がれる作品です。
ジョン・マクレーンというキャラクターに「等身大ヒーロー」の真髄を見せていただきました。
歴史的基調作品として保管されるほどの名作シリーズ第一弾を是非ご覧ください!
追伸:「新人の頃、ミスをした時の謝り方はみんな教えてくれたが、社畜にならない生き方は誰も教えてくれなかったな。」
【映画】『ダイ・ハード』が面白い理由
(ストーリー論的に考察・評価・レビュー)
今回は、世界的大ヒットシリーズの第一弾『ダイ・ハード』のご紹介です。
名優ブルース・ウィリスを映画スターの地位に引き上げた伝説的な作品で、第5弾までシリーズ化されています。
それだけに、彼の引退はとても惜しまれるものでした。
さて、本作はあまりにも有名過ぎて、多くの方がさまざまな考察や感想を述べていらっしゃると思います。
伏線回収を始めとするオーソドックスな部分はその辺りをご参考いただくとして、本項では「等身大ヒーロー」というものを少し掘り下げた考察をしてみたいと思います。
本作が取り上げられる際、よく言われるのは、やはり主人公「ジョン・マクレーン(演:ブルース・ウィリス)」のキャラクター性です。
「情けない」「人間味がある」「親近感が湧く」など、どちらかというと「尊敬」よりかは「愛されキャラ」に近いものです。
ストーリーの世界でも、よく「等身大ヒーロー」なんて言葉が言われますが、まさにこのタイプに当たります。
当時、80年代のアクション・ヒーロー像は、圧倒的強さを元に、圧倒的にカッコいい活躍をするものが多い中で、ジョン・マクレーンのキャラクターは一線を画していました。
当然、「愛されキャラ」というのは、ストーリーの面では有益ですが、なぜ有益なのか。
それは、「尊敬と親近感」を融合しているからです。
「等身大ヒーロー」とは言葉通り、等身大(自分と同じ)だけど、ヒーロー(カッコいい英雄)です。
「とても尊敬できる活躍や能力がありつつ、でも本質的な中身はいち人間であり、自分と変わらない」というのが、「尊敬」と「等身大」という、交わりにくいものを見事に融合してダブルの効果を発揮してくれます。
事実、ジョン・マクレーンは妻とも上手くいかない上、テロに襲われたら困惑しつつ、叫びながら助けを求めます。
冷静さはほぼなく、とてもみっともない醜態です。
しかし、そうはいっても刑事なので、いざという時は銃を構え、勇敢に戦う姿が、それを演出しています。
別の例えを言うと、「仲良しグループの目立たない友達は空手を習っているけど、特段強い訳でもない。けど、いうても空手をやってるから、不良グループに絡まれた時に、助けてくれて一気に尊敬が増す」的な感じ。
実はコレ、よくストーリーの世界で言われる「魅力的なキャラクターには弱点を持たせよ」とか「魅力の根源はギャップである」という部分にも通じます。
語り口は大きく違いますが、以前、『古見さんは、コミュ症です。』という作品で考察した「上から目線の法則」も、本質的には同じ事です。
やはり、ブルース・ウィリスが演じるジョン・マクレーンというキャラクターにおいて、強すぎない、カッコよ過ぎない、という部分が、「愛されキャラ」を作り上げていたと考察します。
以上、『ダイ・ハード』という作品に秘められたの面白さの正体についての解説と考察でした。
ご高覧くださり、ありがとうございました!
「等身大ヒーロー」は尊敬と親近感のハイブリッド!
この記事を書いた人
~物語論研究20年~
~処女作が大手小説新人賞一次に通過~
~ポートフォリオ作品が新人賞最終選考~
~高い実績を持つ業界専門家から指導経験有~
~文章/文書に関し多くの資格を保有~
~大手外資系企業勤務(一流社畜)~
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