【面白い物語.111】マンガ『幽☆遊☆白書』

【今日のつまらない無駄話(導入)】
なんでも来年から「新NISA」なるお得な制度が登場するそうな。
経済界隈のSNSをチェックすると、やれセミリタイアやら、FIREやら、不動産所得やら事業所得がどうちゃらこうちゃら。
働かずして悠々自適に生活する人種が出没しております。
う、う、うらめしやぁ~!!!
(T△T)

そしてボクはというと、今日もせっせと1円の収益も生んでいないBlogの更新に汗水たらしているのでしたとさ。
めでたしめでたし、ってんな訳あるかーーーー!!!
(#゚Д゚)ドルァ!!

さて!
本日はもっと別のユウユウな界隈でうらめしやが大活躍するオススメバトル・ファンタジーのご紹介です!

『幽☆遊☆白書』

【基本情報】

【メディア:マンガ(週刊連載)】
■ジャンル:ハイ・ファンタジー/バトルアクション
■発行巻数:全19巻
■発表期間:1990年12月3日~1994年7月25日
■製作の国:日本
■原作作家:冨樫 義博
■掲載雑誌:週刊少年ジャンプ(集英社)

【メディア:映像アニメーション】
■放映話数:全112話
■映像監督:阿部 紀之
■放映期間:1992年10月10日~1995年1月7日
■映画作品:
1.幽☆遊☆白書(1993年7月10日公開)
2.幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆(1994年4月9日公開)

浦飯 幽助(うらめし ゆうすけ)
声優:佐々木 望
(当時:25歳)

雪村 螢子(ゆきむら けいこ)
声優:天野 由梨
(当時:26歳)

桑原 和真 (くわばら かずま)
声優:千葉 繁
(当時:38歳)

蔵馬(くらま)
声優:緒方 恵美
(当時:27歳)

飛影(ひえい)
声優:檜山 修之
(当時:25歳)

幻海(げんかい)
声優:京田 尚子
(当時:57歳)

コエンマ
声優:田中 真弓
(当時:37歳)

戸愚呂(とぐろ)
声優:玄田 哲章
(当時:44歳)

仙水 忍(せんすい しのぶ)
声優:納谷 六朗
(当時:60歳)

【ざっくりあらすじ】

ある日、主人公の中学生は交通事故で死亡してしまった。
幽霊となった主人公は生き返るために様々な試練を乗り越える。
以降、仲間たちと共に様々な宿敵との激戦を広げていく。

霊界死闘編
霊界探偵編
暗黒武術会編
魔界の扉編
魔界統一トーナメント編、etc

みやごん

【ちょっと感想】
いやぁ、夢中でしたねぇ!
皆さんは飛影はでしたか?蔵馬派でしたか?
世代の方々は霊丸の撃ち真似は100回はしたことでしょう。
小学生の同級生がアニメ放送翌日にクラスで雷禅の「よぉ、息子」の真似をしていたことを鮮明に覚えています。

セオリーかもしれませんが、やはり多くの登場人物に手っ取り早くキャラをつける手法はとても勉強になりました。

天才・冨樫義博の出世作にしてジャンプ黄金世代の一角を担った超人気作を是非!

追伸:
冒頭であんなこと言いましたが、それなりに貯金は貯まってます。
「伊達に社畜はしてねぇぜ!!!!!」

【マンガ】『幽☆遊☆白書』が面白い理由
(ストーリー論的に考察・評価・レビュー)

今回ご紹介するのは、週刊少年ジャンプ連載の大ヒット作品『幽☆遊☆白書』です。
ドラゴンボール、スラムダンク、るろうに剣心などと並んでジャンプ黄金期を支えた珠玉の一作です。

比較的短い連載期間ではありましたが、その中身には多くのストーリー的技法が存在します。
例えば、
・現実と異世界の比較ギャップ演出
・キャラクターの特徴化(必殺技)
・桑原という三枚目の配置(コメディ要員)
・「大会」という設定の有効活用
・「覆面」という情報価値の設計

などなど、枚挙にいとまがありません。

連続ドラマと同じように、この手の作品の面白さをひとことでまとめるのは極めて困難ですので、本項ではとあるシーンを題材にさせていただき「キャラ付け技法」についての論述させていただきます。

作品の世界ではしばしば「キャラクターの魅力」「キャラクターを立てる」なんて言葉がささやかれます。
要は「この人こういう人」という感じで読者にきちんと理解してもらう作業です。

もちろんそれらはとても重要なのですが、それにはいくつかのコツがあります。
例えば、
・肩書
・血縁関係
・特徴的な性格

などなど。

取り合えず、読者の人に「このキャラこういうヤツ」というところまで理解してもらえれば及第点なのですが、もっと面白くするためには、更にそのキャラクターを魅力的にしなければなりません。
そこで本作を読んでいると、とても秀逸な演出がありました。
そのシーンはこちらです。

主人公/浦飯幽助の宿敵である戸愚呂が、暗黒武術会で初めてチームメンバーをお披露目したこのシーンです。
もうお気づきかと思いますが、このシーンにより、メンバーである鴉と武威は一瞬で引き込まれるような魅力が演出されていました。
要は「あれだけ強くてヤバい戸愚呂が絶対に負けられない大会でメンバーとして率いているこの二人も相当ヤバくて強いはずだ!」という感じ。
浦飯は過去すでに戸愚呂と死闘を繰り広げており、その強さとヤバさを痛感しております。
その過去がフリとなり、大会という設定がトリガーとなって、一瞬で初登場でありながら二人を超魅力的なキャラクターに仕上げていました。
あくまでスポット的な演出技法ではありますが、使いようによっては爆発的に作品の面白さを引き上げることが出来ると言えます。

以上、『幽☆遊☆白書』という作品に秘められたの面白さの正体についての解説と考察でした。
ご高覧くださり、ありがとうございました!
(また読んでね^^♪)

「このキャラはこういうヤツ」という読者の理解が重要!

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この記事を書いた人

~物語論研究20年~
~処女作が大手小説新人賞一次に通過~
~ポートフォリオ作品が新人賞最終選考~
~高い実績を持つ業界専門家から指導経験有~
~文章/文書に関し多くの資格を保有~
~大手外資系企業勤務(一流社畜)~

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