【今日のつまらない無駄話(導入)】
おい、よく聞けマスメディア共!
いいか、毎日毎日くだらないゴシップを報道する暇があったら、今ここでこうして資本主義社会の犠牲者として社畜生活を強いられているボクの惨状を世界に呼びかけるべきだろ!!
ボクが不器用で出世できないとか、転職するスキルがないとか、夢を叶えられないとか、そんなことには目を瞑って、ただただボクという可哀想なサラリーマンを擁護するニュースを流せよ!
全く、慈愛の心はないのか?
報道連中に”法道“の心を叩きこんでやりたいぜ!
(°Д°)クワッ
さて!
本日は報道と捜査の闇に飲み込まれた男を巡る、おすすめ伝記ドラマのご紹介です!
『リチャード・ジュエル』
■メディア:映画フィルム
■ジャンル:伝記ドラマ
■放映時間:2時間11分
■発表年度:2020年
■製作の国:アメリカ合衆国
■映像監督:クリント・イーストウッド
■脚本作家:ビリー・レイ
■興行収入:約61億円
リチャード・ジュエル
演:ポール・ウォルター・ハウザー
(当時:33歳)
ワトソン・ブライアント
演:サム・ロックウェル
(当時:51歳)
バーバラ・”ボビ”・ジュエル
演:キャシー・ベイツ
(当時:71歳)
ナディア・ライト
演:ニーナ・アリアンダ
(当時:35歳)
キャシー・スクラッグス
演:オリヴィア・ワイルド
(当時:35歳)
トム・ショウ
演:ジョン・ハム
(当時:48歳)
1996年のアトランタ五輪にて爆弾テロ事件が発生。
しかし、事前に爆弾を発見していた主人公の活躍により、被害は最小限に抑えられた。
英雄として称えられる主人公だったが、第一発見者であったことで、テロの犯人だと疑われてしまう。
FBIの執拗な捜査とマスコミの取材により追い込まれて行く中、
主人公は友人の弁護士と共に潔白を証明する戦いに挑む。
【ちょっと感想】
やはりクリント・イーストウッドの作品は魂に響くものがありますねぇ。
落ち目の警備員と人生勝ち組弁護士が男の友情で繋がる演出はなんともエモいものです。
過去に好きだった作品のキャストさんたちがこうして今の作品でも活躍してくれているところなんかも、心がほんわかとしました。
ストーリー論としては、マスコミという存在は極めて優秀な悪役として機能することが大きな学びとなりました。
命懸けの勇気を振り絞り、人生を賭けた闘いに勝利した男の真実の物語を是非!
追伸:リチャード・ジュエルさんの安らかな鎮魂とご冥福をお祈り申し上げます。
【映画】『リチャード・ジュエル』が面白い理由
(ストーリー論的に考察・評価・レビュー)
今回は、巨匠「クリント・イーストウッド」監督の伝記ドラマ『リチャード・ジュエル』のご紹介です。
記述した通り、1996年のアトランタ五輪にて実際に起こった爆弾テロ事件を描いた史実作品です。
内容を見てみると、目覚ましい恋愛要素はなく、明確なヒロインも不在、主人公も決して二枚目ではないと、ストーリーの鉄板がほぼほぼ外された構成でした。
タイトルも一般的には馴染みのない人名で”引き”があるとは言えないことから、決して奇をてらわず、出来るだけ真実を伝えようという意気込みかもしれません。
制作陣のリチャード・ジュエル氏に対する敬意が現れているように感じられます。
もちろん、クリント・イーストウッド監督やキャストをはじめ、制作に関わった方々の手腕により、素晴らしいエンターテインメント作品にも仕上がっていたことは言うまでもありません。
この手の作品に対し、あれこれストーリー論として展開するのは少々野暮かと思いますので、本作品においては考察は小休止とさせていただきますこと、どうかご理解ご海容のほど、お願い申し上げます。
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