【面白い物語.2】映画『6デイズ/7ナイツ』

■今日のつまらない無駄話(導入)
あっという間に金曜日ですね!
はぁ、今週も疲れた。。
(›´ω`‹ )

「いつか仕事が楽になるようにするから」と言っておきながら、「組織改編」という名目を打った、事実上のギブアップ宣言。
しかし、我ら社畜には抗う術もなく、ただただ、苦虫を嚙み潰しながら耐えるのみ…。
(#`皿´)グヌヌ…

ボクは一体、いつになったら、この社畜生活から脱出できるのでしょうか…。

さて!
本日は、正反対の男女が九死に一生の遭難に遭い、無人島からの脱出を試みるという、痛快なおすすめ映画のご紹介です!

『6デイズ/7ナイツ』

『6デイズ/7ナイツ』
【基本情報】

■メディア : 映画(洋画)
■ジャンル : コミカル・ロマンス
■放映時間 : 1時間49分
■発表年度 : 1998年
■製作の国 : アメリカ合衆国
■映像監督 : アイヴァン・ライトマン
■脚本作家 : マイケル・ブラウニング
■興行収入 : 約96億円

『6デイズ/7ナイツ』クイン・ハリス役(ハリソン・フォード)

クイン・ハリス役
ハリソン・フォード
(当時:56歳)

『6デイズ/7ナイツ』ロビン・モンロー役(アン・ヘッシュ)

ロビン・モンロー役
アン・ヘッシュ
(当時:29歳)

『6デイズ/7ナイツ』フランク・マーティン役(デヴィッド・シュワイマー)

フランク・マーティン役
デヴィッド・シュワイマー
(当時:32歳)

『6デイズ/7ナイツ』アンジェリカ役(ジャクリーン・オブラドース)

アンジェリカ役
ジャクリーン・オブラドース
(当時:32歳)

『6デイズ/7ナイツ』キップ役(クリフ・カーティス)

キップ役
クリフ・カーティス
(当時:30歳)

『6デイズ/7ナイツ』ピアース役(ダニー・トレホ)

ピアース役
ダニー・トレホ
(当時:54歳)

【ざっくりあらすじ】

恋人とバカンスに来ていたヒロインは、急遽仕事の都合でトンボ帰りをするハメになる。

現地で知り合った主人公が持つ個人飛行機で帰る途中、雷雨に遭い無人島に不時着してしまう。


性格のそりが合わない主人公とヒロインは、共同生活を余儀なくされ、必死の脱出劇が繰り広げられる。

みやごん

【ちょっと感想】
何も考えず、気軽に楽しめるの作品です。
サバイバル要素もありますが、ポップに演出されているので重たさもなくていい感じです。
女優さんの人間らしい可愛さも際立ちますねぇ♪
公開当時は大々的にCMが流されていましたが、意外と知らない方も多いのでは?
見て後悔しない作品だと思いますので、是非

追伸:
あのシーンを見た当時の若きボクが神に願った事はたったひとつ。
「神様、もし生まれ変われるなら、どうか、どうか、来世ではへび年に生まれたいです…」

【映画】『6デイズ/7ナイツ』が面白い理由
(ストーリー論的に解説)

本ブログ記事第二弾として『6デイズ/7ナイツ(Six Days Seven Nights)』をご紹介させていただきます。
本ブログでは主に「掘り出し物」な作品をメインでご紹介していきたい趣旨なので、本作は打って付けの作品だと思っております。

作品全体を通して、コメディやコミカルを基調とした、楽しみやすいエンターテインメント作品でした。
無人島に不時着し遭難するといった緊急事態にも関わらず、重たくならない演出がとても好印象です。
人は基本、ストレスのないところに流れる性質があるそうですが、こういった演出の作品は、余計なストレスを感じることがなく、視聴者のスタミナを浪費しないので、大衆向けの良作と言えます。

さて、本作『6デイズ/7ナイツ』が面白い理由に関しては、他の作品同様、多岐に渡ります。
当然、魅力的なキャラクターやコミカルな演出も理由のひとつではありますが、本項では、物語論の基本に立ち返り、根本的な要因にスポットを当てていきたいと思います。

結論から言うと、本作においては「ケンカやぶつかり合い」が設計されていたことが、面白さの要因でした。

生い立ちや価値観、住む世界や仕事、年齢や性別など、何かもが違うな主人公(クイン・ハリス)とヒロイン(ロビン・モンロー)が強制的に無人島に追いやられたことで、たくさんの喧嘩やぶつかり合いが発生していました。

そもそも論なのですが、物語の基本は「ぶつかり合い、喧嘩、葛藤、衝突」です。

昔話に例えると「むか~し、むかし、おじいさんと、おばあさんが暮らしておったそうな。二人な仲良く幸せな生活を送っていったのじゃった。めでたしめでたし~」って、こんな感じでは物語にはなりません(ただの日記です)。
物語の中に悪役である鬼が登場し、それを退治する正義の味方が登場し、決闘なり戦いなどが生まれて初めて物語となります。

この作品では、先ほど書いた通り、主人公(クイン・ハリス)とヒロイン(ロビン・モンロー)が強制的に無人島に追いやられたことで、そういった「ぶつかり合い」が生まれるように設計されています。
ヒロインにとっては恋人との幸せなバカンスだけだったはずでしたが、そのままだと物語にならないので、あえて無人島に性格の合わない男と漂流するという展開が組み込まれた訳です。

この作品が秀逸だったのは、「無人島に漂流」という設定部分でした。
普通、これだけバラバラな二人なら、絶対に分かり合えず、出会った最初の段階で喧嘩になり、離れ離れになり、以降、ケンカは生まれませんが、「無人島で二人っきり。お互いに協力し合わないと生きていけない」という、絶対に離れられない状況を作ったことで、ケンカを生み出し続けていたことです。

性格が正反対な二人を、あえてぶつけて、色々なケンカやぶつかり合いを生むのは、よく刑事もので見られる「凸凹コンビ」という手法ですが、この辺りの詳しい解説については、おいおい語らせていただきます。
以上、『6デイズ/7ナイツ(Six Days Seven Nights)』という作品に秘められたの面白さの正体についての解説と考察でした。

ご高覧下さり、誠にありがとうございました!

『物語の基本はケンカや対立、葛藤やぶつかり合い』

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この記事を書いた人

~物語論研究20年~
~処女作が大手小説新人賞一次に通過~
~ポートフォリオ作品が新人賞最終選考~
~高い実績を持つ業界専門家から指導経験有~
~文章/文書に関し多くの資格を保有~
~大手外資系企業勤務(一流社畜)~

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